News & Topics 鮫川校の活動

にっこり 遠足、第一学年はいわき市小名浜へ

 2年生の修学旅行最終日にあたる10月26日(金)、1・3年生は遠足に出かけました。

 1年生は、震災・津波被害からの復興状況や、大型商業施設の防災体制等について学ぶことを目的に、鮫川村に隣接するいわき市の小名浜地区へ出かけました。

 小名浜港湾地区の石油備蓄タンクを通り過ぎた一行は、はじめにアクアマリンふくしまを見学しました。アクアマリンふくしまは、東北最大級の体験型水族館で、東日本大震災の折には津波により大きな被害を受けましたが、現在は震災前と変わらぬ規模で、そしていわき市沿岸部の観光の目玉として営業しています。常設の展示のほか、今回はフェネックなどの小動物の展示もあり、生徒は皆足を止めてそれらに見入っていました。

 アクアマリンふくしまの後は、イオンモール小名浜を訪ねました。イオンモール小名浜は、地域の防災拠点としての機能を備えた商業施設で、津波にさらされた港湾地区の一角に今年6月に竣工した施設です。今回は特別に、ゼネラルマネージャーの鈴木様より、イオンモール小名浜の防災拠点施設としてのはたらきについてご講義いただきました。生徒は鈴木様の話に耳を傾けながら、防災の大切さについて改めて理解を深めていました。

 イオンモールでの講義の後は、小名浜地域のシンボルであるマリンタワーに登りました。普段、海とは無縁の生活をしている生徒たちは、沿岸部の風景を目に焼き付けて帰路につきました。
 
 「防災」や「地域経済の活性化」など、教科書にはよく出てくる言葉ですが、それらを実際に五感を通して学ぶことにより、生徒たちはより自分自身の課題としてとらえることができたのではないかと思います。今回の体験を今後の学びにつなげていってくれることを願っています。

 ご多忙の中、我々のために貴重な時間を割いてくださいましたイオンモール小名浜の鈴木様をはじめ関係者の皆様、見学させていただきました各施設の皆様方に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。