News & Topics 鮫川校の活動

にっこり 大豆活動の集大成です

 本日3月7日(水)は、一年生にとって一年間の努力が実った日となりました。
 小欄でもお伝えしてきました第一学年の「大豆栽培・加工体験学習」が本日ついにグランドフィナーレを迎え、「鮫校大豆」たちは立派な豆菓子へと変身を遂げました。

         
         完成品。家庭科教諭の指導のもと、
         素敵なラッピングが施されています。

 本日の加工作業に至るまで、一年生は複数回にわたって大豆の選別を行ってきました。

    
 (左)昨年11月、収穫直後の大豆。粒も不揃いで黒ずんだものやしなびたものも混ざっています。
 (右)選別されたもの。大粒で色艶の良いものを残しました。すべて手作業で選別しました

 家庭科室での加工作業はにぎやかなものとなりました。大量の大豆を煎るのにフライパンでは効率が悪いということで、今回はオーブンを使って炒り豆を作りました。途中、火の通りが均一になるように、焼き色にむらが生じないように、生徒たちは何度も大豆を転がしたり、「先生、豆焼けたでしょうか?」と心配そうにオーブンの中をのぞき込んだりしていました。
 
 炒り豆に砂糖をからめるため、砂糖水をフライパンで加熱して沸騰させる工程でも、生徒たちは「先生、砂糖が(粘りが出て)糸を引くってこれでいいんですか?」と何度も確認しながら、慎重に作業を進めていました。

    
(左)オーブンで炒る作業。     
(右)砂糖をからめる工程の説明を受けています。
      
    最後は皆でラッピングして完成です。

 一年間、土作りから種蒔き、雑草取りなど、手間をかけて育ててきたおかげで、今日の豆菓子は市販のものとはひと味もふた味も違った、最高の味となりました。生徒たちも「おいしい」「結構香ばしいよね」と感想を漏らしていました。

 鮫川村について、村の特産である大豆を通して理解を深めようという趣旨で取り組んできた「大豆栽培・加工体験学習」。ご自身の畑の一部を気持ちよく貸してくださった地権者の方や、献上米作りでお忙しい中、折々に技術指導を頂いた地元鮫川村の農業、鈴木寛重様をはじめ、多くの方々のお力添えのお陰で、今年も無事大団円を迎えることができました。この場をお借りして御礼申し上げます。来年度の「大豆栽培・加工体験学習」につきましても、追って小欄でご報告できればと思いますので、どうぞご期待ください。