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にっこり いじめ防止講話を実施しました

 12月6日(水)、上級教育カウンセラーの二瓶重和様を講師にお招きして、「いじめ防止講話」を行いました。
 例年はタイトルの通り、講師の方から「講話」をいただくこの時間ですが、今年は「いじめを受けた人はどのように感じるのか」を実感するために、「たまごの気持ち」というロールプレイを講話の中心に据えて行われました。生徒はグループ内で順番に「たまご」になり、「無視される」「意地悪な言葉をかけられる」「温かい言葉をかけられる」ことを体験し、その時の気持ちを振り返りました。以下は生徒の感想です。

 

 「いじわるな言葉を使うと、言葉をかけた側にも、かけられた側にも、嫌な気持ちが残ってしまう」(2年男子)
 「優しい言葉やうれしい言葉は、言葉をかける側とかけられる側どちらの心も温かくしてくれる」(1年女子)

 振り返りの中で「温かい言葉をかけることは『偽善』ではないか」との疑問を呈した生徒に対し、二瓶先生は「そうかもしれないが、その行為を繰り返し行っていくうちに、それは『偽善』ではなく『善』に変わっていくと思う」と優しく、丁寧に応えてくださいました。二瓶先生のコメントを受け、この生徒は講話終了後の感想用紙に「とてもためになる時間でした。今後にうまく活用したいです」という一文を記していました。
 これから友達や周りの人々と接する際に、多くの生徒が今回の活動や二瓶先生の言葉を思い出し、「相手が、そして自分がどのような気持ちになるか」を考えた言動をとってほしいと思います。
 多忙な中、貴重なお話をしていただきました二瓶先生に改めて御礼申し上げます。

  「ミラクルじゃんけん」で互いの緊張をほぐす   

 発表する生徒と二瓶先生

   「たまごの気持ち」の活動