News & Topics 鮫川校の活動

2017年12月の記事一覧

にっこり 第二学期最終日、冬季休業期間へ

 12月19日(火)、鮫川校は第二学期の最終日を迎えました。
 この日はまず全校生で大掃除を行い、今年の汚れをすっきりと落としました。通常の清掃時に行っている床、机、黒板の掃除はもちろん、今回は窓ふきや校舎外の側溝の落ち葉あげまで、かじかむ手に息を吹きかけながら行いました。窓は最後に新聞紙で拭きあげ、つやを出すなどの工夫を皆で行いました。
 終業式の前には、当Webサイトでも紹介した「第14回鮫川村アイディア料理コンテスト」や「平成29年度第56回税に関する高校生の作文」で活躍した生徒へ賞状の伝達が行われました。また「2017年度第2回実用英語検定試験」に合格した生徒(準2級1名を含む4名)には合格証が、県高体連の「新体力テスト」で総合評価Aを獲得した生徒には認定証がそれぞれ校長より手渡されました。
 続いて行われた終業式では、安田校長より「鮫川村への感謝の気持ちを忘れないこと、そして可能な範囲でその気持ちを行動に移すこと」「他人の心の痛みが分かる生徒になってほしい」という二点について話がありました。
 3週間に及ぶ冬季休業期間中には、通常の学校生活とは異なるさまざまな活動に取り組むことができます。この冬をどのように過ごし、次の一歩につなげていくか、生徒の皆さんには、後悔のない判断をしてほしいと願っています。
 学校は来年1月12日(金)、第3学期を迎えます。まずは安全に、この3週間を過ごしてくれることを祈っています。

 栄誉をたたえて表彰

 校長先生のお話 

 各主任の先生からのお話

にっこり いじめ防止講話を実施しました

 12月6日(水)、上級教育カウンセラーの二瓶重和様を講師にお招きして、「いじめ防止講話」を行いました。
 例年はタイトルの通り、講師の方から「講話」をいただくこの時間ですが、今年は「いじめを受けた人はどのように感じるのか」を実感するために、「たまごの気持ち」というロールプレイを講話の中心に据えて行われました。生徒はグループ内で順番に「たまご」になり、「無視される」「意地悪な言葉をかけられる」「温かい言葉をかけられる」ことを体験し、その時の気持ちを振り返りました。以下は生徒の感想です。

 

 「いじわるな言葉を使うと、言葉をかけた側にも、かけられた側にも、嫌な気持ちが残ってしまう」(2年男子)
 「優しい言葉やうれしい言葉は、言葉をかける側とかけられる側どちらの心も温かくしてくれる」(1年女子)

 振り返りの中で「温かい言葉をかけることは『偽善』ではないか」との疑問を呈した生徒に対し、二瓶先生は「そうかもしれないが、その行為を繰り返し行っていくうちに、それは『偽善』ではなく『善』に変わっていくと思う」と優しく、丁寧に応えてくださいました。二瓶先生のコメントを受け、この生徒は講話終了後の感想用紙に「とてもためになる時間でした。今後にうまく活用したいです」という一文を記していました。
 これから友達や周りの人々と接する際に、多くの生徒が今回の活動や二瓶先生の言葉を思い出し、「相手が、そして自分がどのような気持ちになるか」を考えた言動をとってほしいと思います。
 多忙な中、貴重なお話をしていただきました二瓶先生に改めて御礼申し上げます。

  「ミラクルじゃんけん」で互いの緊張をほぐす   

 発表する生徒と二瓶先生

   「たまごの気持ち」の活動

にっこり 森林学習を行いました

 12月5日(火)、1学年の生徒が鮫川村中心部の館山公園にて「森林学習」を行いました。この催しは、県の「県立学校における森林環境学習推進事業」として行われるもので、鮫川村の自然や産業についてより深く理解・体験することを目的に実施しているものです。
 今回の講師は、大豆の栽培でもお世話になっている鮫川村在住の鈴木寛重さんです。鈴木さんは林業や村の歴史についても造詣が深い方で、今回も「なぜまっすぐに伸びた杉林が多く広がっているのか分かりますか?」と問いかけてくださったり、「丸いどんぐりがクヌギ、細長いほうはナラのですよ」など、実物を見たり取ったりしながら説明をしてくださったりと、生徒の理解に合わせたお話をしてくださいました。生徒たちも林の中を歩きながら、「(シラカバをみて)あの白い木は何というのですか」などと質問しながら、森林に対する理解を深めていました。
 「森林学習」の終わりに鈴木さんは、「いつか家族や友達を鮫川に連れてきたとき、豊かな森や自然があることを、今度は君たち自身が教えてあげてほしい」という言葉を生徒に投げかけてくださいました。1年生諸君には鈴木さんの言葉を胸に、今後の学習に励んで欲しいと思います。
 お忙しい中、講師をお勤め頂きました鈴木寛重さんに、改めて御礼申し上げます。

 なお、鮫川校のウェブサイトでは、村の「豊かな森や自然」の一端を折に触れて紹介しております。今後も季節の移ろいや行事に合わせて紹介していきたいと思いますので、引き続きご覧いただければ幸いです。

 講義を受ける生徒たち。奥の巨木はサクラ。         

 クヌギのどんぐりが落ちていました。
 館山公園山頂にて。江戸時代の名が彫られた社が鎮座。   

 「手まめ館」にて解散。