News & Topics 鮫川校の活動

2018年3月の記事一覧

にっこり 離任式が行われました

 3月30日(金)、鮫川校では離任式が行われ、生徒たちが二人の教職員を見送りました。

 音楽担当の教員は、修明高校本校との兼務の中、3年間にわたり音楽の授業と合唱部の指導を担当してくれました。

 労務員として事務や庶務を担当した職員は、弁当の注文や定期券の手続きなど、授業以外の様々な場面で生徒たちを支援してくれました。 

 生徒会長からの感謝の言葉。 

 生徒会から花束が贈られました。

 

 今回の校歌斉唱は、離任する音楽の先生自らのピアノ伴奏で行われました。生徒たちはこれまでにない大きな声で、その思いに応えていました。

 

  

 最後には生徒たちで花道をつくり、離任されるお二人を見送りました。お二人とも、本当にありがとうございました。

 

  

 別れあれば出会いあり、ということで、4月からは新たな教職員と新入生を迎え、鮫川校の新年度が始まります。小欄でも鮫川校の日々について随時ご紹介してまいりますので、どうぞご期待ください。

 

 

にっこり 「未来の福島県知事選挙」を実施しました

 3月16日(金)、鮫川校では「未来の福島県知事」を決める模擬選挙が行われました。これは福島県選挙管理委員会が手がけている事業の一つで、県内の他の高校でも行なわれているものです。選挙権年齢が18歳に引き下げられたことを受けて、高校生にも主権者として考え、行動することが今まで以上に求められるようになりました。そこで鮫川校でも生徒の主権者としての資質を育みたいと考え、本日の模擬選挙を実施することにしました。
 

 今回の模擬選挙では、最初に「福島県知事候補」の役を務める二人の大学生から選挙演説をしてもらいました。いずれの候補も自身の政策の柱を明確にするとともに、身振り手振りを交えながら生徒たちに持論を熱く語りかけてくださいました。その演説を聞いた生徒からは「専門教育を充実させるという政策は、子どもたちの多様な可能性を狭めることにつながらないか」という質問が出されるなど、この場を設定した教員も驚くほどの活発なやりとりが「候補者」と「有権者」の間で繰り広げられました。


  
 ↑立候補者のお二人。どちらも堂々としたすばらしい演説でした。

 二人の候補者の演説を聞いた後、生徒たちはその内容やマニフェストを手がかりに、模擬投票を行いました。投票箱や記載台も、実際の選挙で使われているものを準備していただきました。


   
 ↑(左)記載台で投票用紙に書き込みます。
 ↑(中央)投票。投票用紙は、二つに折りたたんでも元に戻る素材が使われていることを教えていただきました。
 ↑(右)受付や立会人など、投票事務も生徒が体験しました。

 最後に開票を行い、「未来の福島県知事」を決定しました。その後、投票箱のしくみなども教えていただきました。


  
 ↑(左)投票事務係生徒から開票事務係生徒へ、投票箱を届けました。
 ↑(右)開票。全生徒で作業を見守りました。

 現二年生はまもなく投票の権利を得ます。今日の経験をふまえ、それぞれが適切な選択のできる主権者に育っていってほしいと思います。

にっこり 合格発表!

  3月14日、鮫川校ではⅠ期選抜とⅡ期選抜の合格発表が行われました。
 正午に合格者一覧が正面玄関の窓ガラスに張り出されると、受験生たちからは一斉に喜びの声が上がりました。保護者と抱き合う子、涙ぐむ子など、それぞれの方法で喜びを表現していました。
 野球部とバドミントン部の「先輩」たちは、今後後輩となる受験生たちに「合格おめでとう!」と声をかけるとともに、手作りのチラシを配るなどして部活動への入部を勧めていました。下の写真はその時の様子です。

   
 ↑野球部は部活動紹介のチラシを作成しました。チラシは校内にも掲示しています。
 ↑バドミントン部は明るく声かけを行いました。

 3月28日(水)には新入生オリエンテーション(説明会)が行われます。合格された皆さんには、喜びをかみしめつつも、4月から始まる高校生活の準備を今から一つ一つしっかりと進めていってほしいと思います。

にっこり 大豆活動の集大成です

 本日3月7日(水)は、一年生にとって一年間の努力が実った日となりました。
 小欄でもお伝えしてきました第一学年の「大豆栽培・加工体験学習」が本日ついにグランドフィナーレを迎え、「鮫校大豆」たちは立派な豆菓子へと変身を遂げました。

         
         完成品。家庭科教諭の指導のもと、
         素敵なラッピングが施されています。

 本日の加工作業に至るまで、一年生は複数回にわたって大豆の選別を行ってきました。

    
 (左)昨年11月、収穫直後の大豆。粒も不揃いで黒ずんだものやしなびたものも混ざっています。
 (右)選別されたもの。大粒で色艶の良いものを残しました。すべて手作業で選別しました

 家庭科室での加工作業はにぎやかなものとなりました。大量の大豆を煎るのにフライパンでは効率が悪いということで、今回はオーブンを使って炒り豆を作りました。途中、火の通りが均一になるように、焼き色にむらが生じないように、生徒たちは何度も大豆を転がしたり、「先生、豆焼けたでしょうか?」と心配そうにオーブンの中をのぞき込んだりしていました。
 
 炒り豆に砂糖をからめるため、砂糖水をフライパンで加熱して沸騰させる工程でも、生徒たちは「先生、砂糖が(粘りが出て)糸を引くってこれでいいんですか?」と何度も確認しながら、慎重に作業を進めていました。

    
(左)オーブンで炒る作業。     
(右)砂糖をからめる工程の説明を受けています。
      
    最後は皆でラッピングして完成です。

 一年間、土作りから種蒔き、雑草取りなど、手間をかけて育ててきたおかげで、今日の豆菓子は市販のものとはひと味もふた味も違った、最高の味となりました。生徒たちも「おいしい」「結構香ばしいよね」と感想を漏らしていました。

 鮫川村について、村の特産である大豆を通して理解を深めようという趣旨で取り組んできた「大豆栽培・加工体験学習」。ご自身の畑の一部を気持ちよく貸してくださった地権者の方や、献上米作りでお忙しい中、折々に技術指導を頂いた地元鮫川村の農業、鈴木寛重様をはじめ、多くの方々のお力添えのお陰で、今年も無事大団円を迎えることができました。この場をお借りして御礼申し上げます。来年度の「大豆栽培・加工体験学習」につきましても、追って小欄でご報告できればと思いますので、どうぞご期待ください。

3年生最後のLHR

 卒業式を終えた3月1日の15時前。3年生にとって最後のLHRが慣れ親しんだ教室で行われました。
 昨日の表彰式で授与された各賞状が保護者の方々に披露された後、担任手作りの「思い出のデジタル写真集」が上映されました。生徒はもちろん、保護者の方々からも感嘆の声があがるなど、最後のLHRに似つかわしい空気が教室を包みました。
 LHRの終わりには、担任を2年間にわたり支え続けた副担任から3年間の思いが、担任からは「これまではいろいろな人に支えられてきたけれど、これからは誰かを支えられる人になってほしい」というラストメッセージが12名に伝えられました。メッセージを伝え終えてほっとした担任と副担任に対し、生徒からは大きな花束が贈られました。
 

 花束の贈呈と記念写真の撮影をもって、平成27年4月に修明高等学校鮫川校全日制の課程普通科に入学を許可された12名の高校生活が幕を下ろしました。

にっこり 卒業式

 卒業式での生徒たちの姿をお伝えします。

      卒業証書授与の様子。いつにもまして真剣な表情で臨んでいました。
   

   

  12名勢揃い。

  前生徒会長の答辞です。

 鮫川校は、「鮫川校振興会」を通じて、鮫川村より多大なるご支援をいただいております。その支援は、通学費の補助から各種行事の開催費用の助成まで多岐にわたっています。今回の卒業式に際しましても、同振興会より卒業生に対し記念品が贈られました。

  大樂勝弘鮫川校振興会会長(鮫川村長)より代表生徒に記念品の目録が手渡されました。

   最後の校歌斉唱です。

 式の後の教室では、最後の別れを惜しむように歓談したり、写真を取り合ったりする生徒の姿が見られました。部活動の後輩から、贈り物や寄せ書きを送られた者もいました。
 最後のLHRを終えた12名の卒業生たちは、皆笑顔で、通いなれた学び舎を後にしていきました。

 今回の卒業式に際しまして、県議会議員の宮川政夫様をはじめ、多くの皆様方にご臨席を賜りました。また、祝電も多数頂戴いたしました。この場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。