News & Topics 鮫川校の活動

2018年5月の記事一覧

バス 企業見学会・学校見学会

 5月30日(水)、全校生対象の「企業見学会」と「学校見学会」が行われました。

 企業見学会には、高校卒業後に就職を希望する37名が参加しました。今回の企業見学会では、株式会社YSK様、株式会社ウチヌキ様、株式会社シーズ様の3社を見学させていただき、各社の担当者様から実際の工場の様子や業務内容、製品がどのようなところで利用されているか等について丁寧に説明していただきました。

 工場見学に対する生徒の興味関心は非常に高く、質疑応答の際には「製品の一部だけ違う素材を使うのはなぜか」「仕事での一番のやりがいと苦労していることは何か」等の質問が数多く寄せられました。

 各企業の担当者様からは、企業が求める高校生・人物像についてもお話をいただきました。求人票の公開を1ヵ月後に控えた3年生は、メモを取りながら、熱心にその話に聞き入っていました。

 

 上級学校への進学を希望する25名は、郡山健康科学専門学校様、FSGカレッジリーグ様を見学させていただき、各校の先生方よりカリキュラムや実習の進め方等について教えていただきました。

 郡山健康科学専門学校様では、医療や介護の実際についてご説明いただきました。高齢の方の感じ方や見え方を擬似的に体験する場面で、重りやゴーグル、関節を固定するサポーターなどを身につけた生徒たちは、高齢になると周りが見えなくなる、思うように歩けなくなること等について理解を深めていました。 

 

 

 FSGカレッジリーグ様では、各自の希望に応じて学校の様子を見学させていただきました。デザインに興味がある生徒はその基礎やコピックの使い方について教えていただきました。ファッションに興味がある生徒は、自分の腕に花の文様をメイクするなどの体験をさせていただきました。このほか、介護や自動車整備などの分野についても多くのことを教えていただきました。 

 

 

 今回の学校見学を機に、夏のオープンキャンパスへの参加を決めるなど、進路実現に向けて動き出す生徒の姿も見受けられるようになりました。お忙しい中、鮫川校生の進路意識の高揚にお力添えいただきました各企業、各上級学校の皆様方に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

雷 急な雷雨

 たたきつけるような雨。

 生徒の下校時間に合わせるように、やみました。

 

 雨が強くなり

 生徒が不安がった瞬間、

 それまで視聴覚室から流れていた音楽教諭のピアノの音色が

 「糸」から童謡「雨ふり」に変わりました。

 

 後から生徒に聞いたら、生徒のリクエストだったそうです。

 突然の雷雨に一瞬緊張した生徒の気持ちも

 この一曲でさぞ和らいだことと思います。

 

 明日は穏やかな一日になりますように。

 

 

体育・スポーツ ピッチャー交代

 サードとピッチャーが交代。

 ここは3年生に頑張ってほしい!

 

 

晴れ この人数でずっとやれたら・・・

 

 

  青空の下、軟式野球部員が汗を流しています。

  白球を追っているのは、部員と「助っ人部員」と監督と顧問の12名。

  これだけの人数で練習ができるのは、本当に久しぶりです。

  明日は春季軟式野球県大会。 

  対戦相手は強豪ですが

  うちの生徒たちも、何かすごいことをやってくれそうな

  そんな予感がする、午後のひとときでした。

  がんばれ、鮫校ナイン! 

グループ いじめ防止に向けた校内研修を実施しました。

 第一学期中間考査の中日である5月24日(木)の午後、県教育センター教育相談チームの遠藤潤指導主事を講師に迎え、いじめの未然防止と人間関係作りに関する校内研修を実施しました。

 冒頭、遠藤指導主事からは、時代の移り変わりに伴う生徒や保護者、社会の変化と教員に求められる対応について話がありました。特に、一世帯あたりの人数が減少している現代においては、子どもが家庭内で学ぶ(体験する)ことのできる対人関係のパターンも少なくなっている、という話は、大変興味深いものでした。

  

 

 「どのようなケースがいじめに該当するのか」を考える時間では、遠藤指導主事が用意してくださった複数の事例について、参加者が各自の考えを述べ合いました。事例の中には、「このようなこともいじめになってしまうのか」という声が漏れるようなものもあり、社会通念状のいじめと法律上のいじめの違いに戸惑う参加者の姿が多く見られました。 

  

 

 研修の後半では、「いじめを防止するための関係性作り」に関する演習が行われました。参加者は他者との関わり方の基本やソーシャルスキルを高めるための取組例について、体験を通して学びました。

 

 その1 【3通りの反応】 友達から声をかけられて・・・

   ①無視
  ②首だけ横を向いて          
  ③体ごと相手に向けて

 

  その2 【どうぞ・ありがとう】 プリントを友達に渡すとき・・・

  ①(顔も見ないで片手で)ほらよ     
   ②(仕返しだ!)ほらよ          
   ③険悪~ 
   ④(にっこり両手で)はい、どうぞ
  ⑤(こちらからも)はい、どうぞ
  ⑥いい気持ちだね
 
   その3 【コロコロトーク】 止まったマスの指示に従います。
  「いじめ防止講話」の講師、二瓶重和先生作成のシート 
  「1、2、3・・・ここだよ、ここ」
  「『今までに行った一番遠い所』は・・・、スペインです」(自己開示と賞賛体験)

  

  講師からのまとめの言葉 「いじめ防止の基本は、『よい人間関係』です」

  

 鮫川校には、過去に同級生等から嫌なことをされたり言われたりして傷ついた経験のある生徒が複数在籍しています。それらの生徒が、この鮫川校で新しい人間関係を形成することができるよう、また、全校生が他者の存在を尊重し、適切な関わり方(関わる技能)で他者とコミュニケーションを取ることができるよう、今後も継続的に指導・支援していきたいと思います。そしてそのためにも、鮫川校の教職員はこれからも学び続ける集団でありたいと思っています。

にっこり 第一学年、野菜作り開始です

 5月16日(水)、1年生は「総合的な学習の時間」の一環である野菜作りを開始しました。
 生徒たちは今後一年をかけて、鮫川村で栽培可能な野菜作りに取り組んでいきます。

 昨年までは、大豆栽培でお借りしている畑の一部で数種類の野菜を育てていましたが、日々の管理のしやすさを考慮して、今年は校舎のすぐ南側、教室からも見下ろせる場所に木枠で囲った「花壇」ならぬ「菜壇」を作り、そこにトマト、ズッキーニ、ナス、キュウリ、ミニキャロットの苗を植えました。事前の話し合いの中で、「(収穫できたら)カレーにできたらいいね」という話になったため、今年はカレーに合う夏野菜を多くそろえる形となりました。

 

  木枠の中に土を入れていきます。      

  鮫川村の肥料「ゆうきくん」や苦土石灰を入れ、栽培に適した土をつくっていきます。

  ポリマルチを土に張って、雑草の発生と泥の跳ね返りを防ぎます。

  小さい作物はバケツなどに入れて育てます。

  フィルムに穴をあけ、ナスの苗を植えました。

 

 5月の太陽を浴びて、作物は早速育ち始めています。これらの野菜の成長については、再来週以降開始予定の大豆栽培と合わせて、小欄でも折に触れて紹介していきたいと思います。

理科・実験 炎色反応実験

 5月17日(木)、化学基礎を履修している2年生が炎色反応実験に臨みました。

  担当教員の説明を受けた生徒たちは、端で見ている方がドキドキするような手つきでマッチをすりながらそれぞれの元素を含んだ物質に火をつけ、各元素が異なった色の炎を発することを確認しました。中でも銅の化合物から鮮やかな青緑色が立ち上がった際には、多くの生徒から「きれいだ~」というため息にも似た声が漏れ出ました。

 担当教員からの「これらの反応は何に利用されている?」との発問に対し、生徒はしばらく考えた後に「あ、花火だ!」と元気のいい声をあげていました。学習内容と日常生活との関連に気付いた生徒たちは、授業内容についてさらに理解を深めたようでした。

 この夏、各地の花火大会を見た生徒が、その色を発している元素にまで思いを馳せてくれれば、この実験をした甲斐があったなと密かな期待をしている担当教員でした。

 

 

 

にっこり スマホ・ケータイ安全教室を開催しました

 5月16日(水)、株式会社ドコモCS東北よりインストラクターの佐々木久美子様を講師に迎え、「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。
 佐々木様は以下のことについて、映像を交えながら説明してくださいました。

・スマホには便利な面がある一方で、トラブルに巻き込まれやすい面もある。
・ネットに情報を発信することは、様々なリスクを伴う。
・スマホの利用には責任が伴う。時として高校生には負いきれない重大な責任問題に発展することもある。

 これらのことに加え、

・今回の安全教室で触れた内容は、どれもあなた方(生徒)自身の身に起こりうることだ。
・学校は決してあなた方に「スマホを持て」とは指示しない。だからその使用については、 あなた方や契約者である保護者の責任となる。
・スマホはハサミと同じ「道具」である。ハサミを人に渡すとき、その先端を相手に向けることはしない。スマホの利用も同じと考えて欲しい。
 
という点についてもお話をしてくださいました。
 
 お話を聞いた生徒たちからは、以下のような感想が寄せられました。

 「来週からスマホを持てるようになるので、トラブルを起こさないよう、巻き込まれないように、周囲とよく話しながら使っていきたいと思いました」

 「通話アプリを使っていたときに、書かれた言葉に対して『これはどっちの意味だろう?』と悩んだことがあるため、自分でも気をつけて使っていきたいです」

 鮫川校の生徒の中でもスマホは普及しています。
 生徒たちには、情報を発信する前に、自分や友だちの身に及ぶかもしれない危険性について一歩立ち止まって考えてほしい、そしてスマホを賢く使いこなせるようになってほしいと思います。 

 

       

      講義に聴き入る生徒       質問をする生徒

興奮・ヤッター! うちのアイドル

 問題です。

 この魚、なんでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 答え。

 「メダカ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 家庭科の教員が大切に育ててくれたおかげで

 今日(5月16日)、2匹の赤ちゃんが生まれました!

 

 どこにいるか、わかります?

 

 休み時間のたびに

 高校生が木のベンチに膝を立てながら

 メダカの赤ちゃんに見入っている姿

 結構ほほえましいですよ。 

 

 ちなみに、右側の水槽をせっせときれいに掃除してくれているのは

 「エビ」と「タニシ」です。

 

 小さな水槽の中に

 生命の不思議が詰まっていることを

 生徒も感じ取っているのかもしれません。

 

?! どこから生えているでしょう?

 校舎北側のつつじです。

 問題です。

 このつつじ、どこから生えているでしょう?

   

 

 答え。

   

 

 「岩」です。

 ちなみに別角度から。

 

   

 

 やっぱり、「岩」です。

 生命力って、すごいですね。

 

 どこにでも根をはる。

 どんな環境でも芽を出す。

 そんなたくましさを、自分も持つことができたらなぁ。

 と、思います。

晴れ これも自然の恵み?

 今朝、警備員さんが、門柱近くで見つけてくれました。

 これって、「サルノコシカケ」でしょうか?

 自然の一部をお借りして、日々の教育活動を営んでいる鮫川校。

 様々な生き物、植物は皆、「先輩」であり、「級友」です。

 

    

学校 季節の移ろい

 昨秋ご紹介した、自転車置き場の屋根を突き破っているかに見える銀杏の木。

 今は色鮮やかなつつじたちが、その若葉の成長を見守っています。

 私たち鮫川校の教職員も

 このつつじたちのように

 若い生徒たちの成長を見守っていきたいと思います。

にっこり いじめ防止講話を開催しました

 5月2日(水)、いじめ防止講話が開催されました。

 この講話は、いじめの防止を目的に例年開催しているもので、今年も昨年に続いて上級教育カウンセラーの二瓶重和先生を講師にお招きして実施しました。

 昨年度は「たまごの気持ち」というロールプレイを講話の中心にすえ、悪口を言う立場、言われる立場それぞれの気持ちを体験するという活動を行っていただきました。今年度はいじめの未然防止の視点から、①防衛の壁の低下、②緊張感の低減、③自他理解の深化、④集団効力感の高まり等が促進される各種演習を展開していただきました。
 
 「街角ウォーク」という演習では、歩行者天国で①見ず知らずの人とすれ違う、②顔は知っているが話したことはない人とすれ違う、③ちょっとだけ知っている人とすれ違う、④ちょっとだけ知っている人に挨拶をしたのに無視される、⑤とても気の合う友だちと偶然出会う、という場面を体験し、それぞれの場面においてどのような気持ちになるかを体験しました。生徒からは「同じように無視された場合でも、単なる知り合いに無視された場合と、親しい間柄の人に無視された場合とでは感じ方が違う」などの感想が寄せられました。

 

  二瓶先生からの説明

   じゃんけんとハイタッチ 

  交差点でのすれ違い

 

 続いて行われた「パイプライン」という演習では、ラップの芯を縦に半円状に切った「パイプ」を1人一本持ち、それをクラス全員でつなぎ、その上を転がるピンポン球の早さを競う、という活動を行いました。より早く、より安全にピンポン球を次の人に渡すためには、どうしてもクラスメイトとの相談や協力が必要となります。そのため生徒からは「互い違いに並んだらいいよ」「早めに準備しておいて」など、建設的な提案があちらこちらから出されていました。

 

  交差点実習後の振り返り

  生徒の感想発表

  パイプライン

 

 講話の最後に二瓶先生は、お互いの違いを尊重しあうことの大切さを語ってくださいました。鮫川校の中にもさまざまな個性を持った生徒たちがいます。社会全体でもさまざまな人々がいます。それぞれの違いに気付き、その違いを尊重していくことがいじめの防止につながる、ということを二瓶先生は強調していらっしゃいました。生徒の皆さんには今回の体験を今後の生活の指針としてほしいと思います。

 お忙しい中、鮫川校の生徒のためにお力添えくださいました二瓶重和先生に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。