News & Topics 鮫川校の活動

2018年6月の記事一覧

にっこり 傾聴ボランティア養成講座に参加してきました

 6月21日(木)と28日(木)の両日、鮫川校の1、2年生は学校を離れ、鮫川村公民館で開催された「傾聴ボランティア養成講座」に参加してきました。

 この講座は、鮫川村在住の一般の方々を対象に実施されているものですが、今回は鮫川校の生徒も特別に参加させていただき、会津大学短期大学部の木村淳也准教授から「傾聴すること」「人とかかわること」について体験を交えて教えていただきました。

 21日(木)は「入門編」として、「なぜ傾聴が必要なのか」といった基本的なことから、傾聴する際の相手との距離や姿勢、声色やリアクションに至るまで、幅広く教えていただきました。

 28日(木)は「実践編」として、参加者同士で実際に傾聴しあう体験をしました。初めにあえて傾聴せず、うずくまったまま目を伏せ、何のリアクションもせずに相手が勝手に話す、という「非傾聴的な態度」について体験しました。何の反応も示さない相手を前に、生徒たちは「つらい」「時間がたつのが長く感じる」などの感想を述べていました。

 続いて行われた「傾聴的な態度」に関する演習では、あちらこちらで話に花が咲き、「楽しくてあっという間に終わってしまった」という声が至る所から聞かれました。観察者役の生徒からも「もっと相槌を打った方が話しやすいよ」などのアドバイスがなされるなど、今回の講座は、日ごろの自分の「聴き方」を振り返る上で大変貴重な機会となりました。

 

   

(上写真3枚、6月21日講座。木村先生の講演と、問いに答える鮫校生)

 

   

(上写真4枚、6月28日講座。左2枚は、「あえて相手の話に反応しない」ことを実践中。気まずい時間でした。右2枚は、傾聴を実践中。鮫川村の皆様とも傾聴の練習をさせていただきました)

 

 講座の中で木村先生は、「無理のない範囲で相手の話に耳を傾けることが大切」と繰り返し話をされていました。ちょっと困っている人の話を、できる範囲で、傾聴的な態度で受け止めることができるようになりたい、そして生徒たちにもその気持ちを大切にしてほしい、と感じた今回の講座でした。木村先生、そして講座にお誘いいただきました鮫川村社会福祉協議会の皆様に改めて御礼申し上げます。 

にっこり 防犯教室を開催しました

 6月20日(水)、防犯教室を開催しました。

 子どもたちが被害者となる犯罪が後を絶たない昨今、鮫川校でも日常的に生徒たちへ不審者に関する情報を提供したり、緊急時に取るべき行動について話をしたりしていますが、今回は棚倉警察署の小野様、鮫川駐在所の添田様から専門的な立場で防犯に関する指導をしていただきました。

 小野様からは、福島県警の標語「あ・と・が・こ・わ・い」を題材に、防犯の心得について話をしていただきました。生徒たちは、スマホを使った犯罪を起こさないようにするために守らなければならないことについて学びを深めていました。  

 

 

 添田様からは、不審者に手をつかまれた時や羽交い絞めにされた時の対処法(護身の心得)について教えていただきました。その後生徒はペアになり、その場で学んだことを実践しました。体験後「簡単に相手の手を振りほどくことができた」と驚きの声を上げる生徒に対し、添田様は「あくまでも逃げるのが最優先」と強調していらっしゃいました。  

  

 

 各種報道で凶悪な事件について見聞きするたび、防犯教育の重要性を強く実感します。今回講師の方々から教えていただいたことを生徒の安全を守ることにつなげられるよう、今後も指導、支援に努めていきたいと思います。
 今回、貴重な時間を鮫川校のために割いてくださいました添田様、小野様、誠にありがとうございました。

にっこり 大豆の種をまきました

 6月19日(火)、梅雨の合間を縫って、大豆の種まきをしました。

 第一学年の生徒が総合的な学習の時間の中で行っている大豆栽培・加工体験学習ですが、今回も鮫川村の鈴木寛重様に事前の準備(大豆の薬品塗布等)から当日の種まきまでお力添え並びにご指導いただきました。今回は鮫川村地域おこし協力隊の永沼ちひろ様も生徒たちとともに作業にあたってくださいました。鈴木様からは「鍬は斜めに入れるんだ」「畝ごとに一定の間隔を空けなさい」などの具体的なアドバイスをいただきました。

 作業はスムーズに進み、小一時間ほどで完了しました。大豆は一週間後には発芽する見通しです。大豆の生育については、今後も折に触れて小欄でお知らせいたします。

 

  

(上三枚、種まきのため土寄せをしています)

(下三枚、念願の種まき)

  

にっこり 交通安全教室を開催しました

 6月13日(水)、保険事務所並びに損害保険会社から講師を招き、交通安全教室を開催しました。
 
 講師の方々は、「スマホ使用時には我々の視野が狭くなる」など、自転車運転時のスマホ使用の危険性について実例を交えながらわかりやすく説明してくださいました。生徒からは、「スマホを使いながら自転車を運転することで起こりかねない、重大な事故にはどのようなものがあるか」といった質問が寄せられました。

 講話を聞いた生徒たちは、「身近にいる自分よりも小さな子どもたちにも、自転車の安全確保について教えていきたいと思った」「自分が自転車に乗るときに、今日の講話の内容を思い出したい」などの感想を抱いていました。 

 

  

 

 ご多用のなか、貴重なお話をいただきました矢吹保険事務所の矢吹様、損保ジャパン日本興亜株式会社白河支社の関根様に、改めて御礼申し上げます。

 

にっこり 避難訓練を実施しました

 6月8日(金)、本年度第1回目の防火避難訓練を実施しました。

 本日の訓練は、生徒および職員が震災や火災に対する意識を高め、安全に避難できるようにすること、併せて消火器や消火栓の使い方を体得できるようにすることを目的として行われました。

 地震の後に火災が発生したという想定で行われた避難訓練では、昨年度よりも迅速に行動することができ、非常時への備えが昨年以上に高まったことがうかがえました。

 避難訓練に続いて行われた消火訓練では、消防署員の方より、消火器ごとの特性や使用する際の心構え、消化剤の散布の仕方等について教えていただきました。屋内消火栓を使った訓練では、ホースの伸ばし方、水の出し方、声の掛け合い方、ノズルの押さえ方等を教えていただいた後に、三人一組となって実際に放水作業を体験しました。「(水が出る)ホースの圧力がすごかった」と異口同音に語る生徒に対し、署員の方々は「ケガをしないためにも、ホースは体に近づけて構えた方がいい」などのアドバイスを送ってくださいました。  

   消火器の使用訓練。

   屋内消火栓からの散水訓練。

  避難、消火訓練終了後も、学校施設の防火設備等の状況について、署員の皆様からご助言をいただきました。公務多忙の中、鮫川校のためにご指導いただきました白河地方広域市町村圏棚倉消防署鮫川分署の皆様に、この場を借りて改めて御礼申し上げます。 

 

 本日の訓練を通じて、何かがあった時のために備えるべきことがまだまだある、という思いを新たにしました。今後は折に触れて、本日の成果を生徒たちと振り返り、防火避難について理解を深めていきたいと思います。