News & Topics 鮫川校の活動

2018年7月の記事一覧

3年生の夏・黒板

 夏季休業中ではありますが、連日、多くの3年生が登校しています。

 その3年生に向けた担任のメッセージ。

 

 アンダーラインを見て、生徒たちが担任の思いに気づいてくれるといいのですが・・・。

 

 

にっこり 球技大会を開催しました

 7月20日(金)、球技大会が開催されました。

 球技大会は生徒会主催の行事で、各種競技を通じて、クラスの親睦を深めるとともに、生徒の自主性や協調性、社会性を高めることを目的に実施するものです。

 大会は事前の協議にもとづいて、ドッヂビー、長縄跳び、タグラクビーの三種目で行われました。

 ドッヂビーはドッヂボールに似た競技で、ボールの代わりにスポンジ素材でできたフリスビーのようなディスクを投げ合います。そのディスクを相手に当てて「アウト」にして、最後に残った人数が多い方が勝ち、となります。ディスクを回避するだけでも勝利に貢献できるため、運動が苦手な生徒も積極的に参加していました。

  

 長縄跳びは、大縄の周りを8の字状にまわりながら、2分間で延べ何回飛べたかを競う競技です。時間内なら何度でも挑戦できるため、飛べなかった生徒に対して「次飛べるよ!」「いけるよ!」などの励ましの声がチームメートから盛んにとんでいました。

  

 タグラグビーは、タックルの代わりに、腰につけた「タグ」をとることで相手を阻止する、5人制ラグビーのような競技です。事前に体育の時間に練習はしたものの、生徒たちにとってはなじみの薄い競技であるため、経験の浅い1年生に対して上級生が「タグを取ったら『タグ』って宣言するんだよ」などとアドバイスをする場面が何度も見られました。

  

 酷暑の学期末故、開催を危ぶむ声もありましたが、無事球技大会を終えることができました。生徒たちには、さまざまな人々の支えや尽力のお陰で大会が開催できたことに感謝するとともに、今後の生活においても「誰かが自分のために動いてくれている」ことを想像できるようになってほしいと思います。

 総合優勝 1年生Aチーム  準優勝 2年生Aチーム  3位 2年生Bチーム

 週明け23日の終業式を経て、鮫川校は夏季休業に入っていきます。

にっこり 本日の第一学年、こんな活動をしました

 7月18日(水)、村の方からお借りしている鮫川校の畑では、夏の日差しを浴びながら、大豆と雑草がすくすくと育っています。校舎南側の「菜団」やプランターで栽培している野菜たちも一気に巨大化し、早々の摘み取りを訴えています。そこで1年生は、野菜たちの願いを叶えるべく、収穫と草取りに汗を流しました。
 
 午後の強い日差しと高温を避け、1、2校時の時間帯に小一時間ほどかけて皆で畑の草取りを行った結果、後には大人の膝丈まで伸びた大豆たちが凛と立ち並ぶ、青々とした光景が広がりました。今後は「中耕培土」という作業を行い、大豆の成長をさらに促していきます。

  

 

 畑の手入れを終えたこの日の1年生は、3校時から6校時まで進路に関する学習を行いました。今回の活動は構成的グループエンカウンターの手法を用いた「職業興味探索」というもので、予め用意された120枚の「職業カード」を「興味のある職業」「興味のない職業」「内容の分からない職業」に分けた後、「興味のある職業」のカードを自分なりの価値観や感覚でグルーピングし、四つ切りの色画用紙に貼り付けて、自分の興味の方向性をまとめ、最後に仲間に伝える、というものです。

 「これってどんな仕事ですか?」「この仕事と似たものって何がありますか?」などと教師に質問したり、仲間同士で仕事の中身について話合ったりしながら、生徒たちは自分の「興味の方向性」を色画用紙にまとめていきました。6校時目には、班の中で自分の「興味の方向性」について説明しあったり、代表生徒がクラス全員の前で自分の考えを発表したりしました。

 

 

 校内には多くの求人票が張り出されています。3年生にとってはいよいよ進路選択の時期が迫ってきました。1年生はまだ迷う余裕がありますが、2年後の自分については今から考えていくことが大切です。今回の学習や奮闘する先輩の姿などから、進路決定に向けたプロセスや意識の高め方について貪欲に学んでいってほしいと強く思います。

性に関する講話を開催しました

 7月17日(火)、性に関する講話を開催しました。

 福島県では10代の人工妊娠中絶の割合が全国14位(平成28年度)と、ここ10年で一度も全国平均を下回ったことがありません。そのため鮫川校でも、例年保健師等専門的な立場の方々から、このことに関する講話をいただいています。

 今年はこのテーマについてより一層身近に感じて欲しい、そしてこれまで以上にじっくりと自他の性に向き合ってほしいと考え、高校の理科の教員として、管理職として性教育に熱心に取り組んでいらっしゃる、高橋幸市郡山萌世高等学校副校長を講師に迎え、「高校の教員だからこそ伝えられること、伝えたいこと」についてお話をしていただきました。

 

 「性という字は、心という意味のりっしんべんに生きると書きます。性教育とは、『心と心で理解し合って生きていく』教育のことです」
 「性は生であり、自分の生き方そのもののことです」
 「性を通して、人としての生き方やコミュニケーションスキルを学ぶことが大切です」
 

という高橋先生のお話を、生徒たちは熱心にメモをとりながら聴いていました。その様子からは、ひとりひとりが性についての考えを深めていることが見て取れました。 

  

  

 講話の後半では、コップに入った水を相互に交換する、そしてその行為を不特定多数の人と繰り返す、という演習が行われました。これは、性感染症が広がっていく過程を疑似的に体験するもので、演習後に試薬を注いだコップのほとんどが赤く染まる様子を目の当たりにした生徒たちは、感染症の怖さ、病気を受け取らない、移さないことの大切さについて理解を深めていました。 

  

 

 高橋先生から「自分を大切にし、相手への思いやりを持って、責任ある行動をとってほしい」というメッセージを受け取った生徒たちは、「命の大切さについて学ぶことができ、無責任な行動はしないようにしたいと思った」「自分を大切にすることで相手も大切にできる人になりたい」等の感想をふりかえり用紙に記していました。

 お忙しいところ、鮫川校の生徒のために貴重なお話をしていただきました高橋先生に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

季節の移ろい 2018 夏

 やっと紫陽花が咲いたと思ったら、今日は山百合が一気に開花しました。

 ゆっくり観賞したいところですが、職員玄関前の温度は36度。

 湿度も高く、体力を奪われます。

 花々には申し訳ないですが、夕立が恋しいです。