News & Topics 鮫川校の活動

2019年5月の記事一覧

にっこり 「未来の福島県知事選挙」を実施しました

 5月29日(水)、「選挙制度体験授業 未来の福島県知事選挙」を実施しました。これは福島県選挙管理委員会が主催している行事で、18歳から有権者となる高校生が選挙のしくみを体験的に学ぶとともに、自分の一票の重さとその活かし方について学ぶために実施されるものです。

  今回は、鮫川村選挙管理委員会と県南地方振興局の職員の方を講師にお迎えし、「未来の福島県知事選挙」に立候補した大学生3名の模擬政見放送を見て投票する、ということを体験しました。投票後には実際に行われている手順で開票作業も体験しました。 

  

 

 生徒たちからは、「18歳になったら自分も投票に行ってみようと思いました」「A候補者の、病院の検査を無料にするクーポン券を配布する政策はよいと思いました」「候補者の方々が、ゆっくり、ていねいに話してくれて、福島のことをいろいろ考えていると感じました」などの感想が聞かれました。

 今年の夏には参議院議員選挙が予定されています。その時期には鮫川校の3年生も複数の生徒が有権者となります。生徒たちには、自分とこの社会がより良い結果を迎えられるような選択をしていってほしいと切に願います。 

 ご多忙の折、鮫川校の生徒のためにご指導いただきました県南地方振興局の伊藤様、鮫川村総務課の鈴木様、村越様に改めて御礼申し上げます。

にっこり いじめ防止講話を行いました

 5月15日(水)、医療創生大学(旧いわき明星大学)心理相談センター特任准教授の増山晃大先生を講師にお迎えし、「いじめ防止講話」を行いました。増山先生は「いじめを未然に防ぐために心の悩みを楽にする」という考えのもと、「自分ってなんだろう」「他の人との上手な付き合い方」をテーマにお話をしてくださいました。 

   

 

 今回の講話を通して、生徒たちは自分の心について、さまざまな気づきを得ることができたようです。「ジョハリの窓」の演習では、ほかの生徒に自分の特徴を指摘してもらうことで、自分が思っている自分と、他人が思っている自分との間にはズレがあることに気づくことができました。生徒たちからは「友だちは皆、自分では思っていないところ(性質)に〇をつけていた」「自分には見えないものが他人には見えていることがわかりました」などの感想が寄せられました。

 また増山先生は「他人へのフィードバック=反応を返すことに意識を払ったほうがよい」というアドバイスをしてくださいました。良い反応を返せば自分にも良い反応が返ってきます。このアドバイスについて生徒たちからは「これから友だちと接するときなどには、友達のいいところを見つけてあげようと思いました」などの感想が聞かれました。

 今回の増山先生の講義から、人間関係でのつまずきを少なくし、自分がよりよく生きるためには、周囲との関係をうまく調整していくことが重要であることがわかりました。生徒諸君には、今日学んだ「自分を知り、より適切なフィードバックを行う」ことを、今後の学校生活や進路活動に生かしてほしいと思います。

 ご多忙の折、ご講話いただきました増山先生に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

携帯端末 スマホ・ケータイ安全教室を開催しました

 5月8日(水)のLHRの時間、KDDI東北総支社管理部のマネージャーである岡田雅光様を講師に迎え、「スマホ・ケータイ安全教室」を開催しました。
 岡田様は3つのアニメーションを用いながら、インターネット上に情報を掲載する危険性について丁寧に説明してくださいました。

   

  

 1つ目のアニメーションでは、インターネット上への書き込みがもたらす様々な危険性について学びました。軽い気持ちで書き込んだことが大きな問題につながってしまうことがあること、何気ない書き込みや投稿がそれを閲覧した人々によって意図したものとは違う方向に使われてしまうことがあること、そして便利なスマホがいじめを生み出す道具にもなってしまうこと等、そのどれもが生徒にとってショッキングな内容でした。

 2つ目のアニメーションでは、ちょっとしたつまずき、失敗による傷つき体験がゲーム依存につながってしまう例について学びました。自分の感情をコントロールすることができなくなってしまう事例は、生徒はもとより教員にとっても衝撃的なものでした。

 3つ目のアニメーションでは、インターネット上の書き込みの信憑性と、直接会ったことのない人とやりとりをすることの危険性について学びました。このアニメーションを通じて、GPS機能には自分たちの想像を遙かに超えた「陰」の部分があることを学ぶことができたことは、今後のスマホの不適切な使用を防ぐ上で非常に有益でした。

  

 今回のお話を聴いた生徒たちからは、以下のような感想が寄せられました。

 「自分はよくゲームをするので、ネット依存にならないように時間を守ってプレイしたい」
 「困ったっことがあったら、大人や相談窓口に電話しようと思った」
 「ネットは便利、簡単だからこそ気をつけて利用しなければならないと強く思いました」
 「ネットによるいじめにあった時、スクリーンショットで証拠を残すようにしました。これからもスマホを上手に、安全に使いたいと思います」

 

 岡田先生も強調されていましたが、生徒たちには自分もトラブルに巻き込まれる危険性があることを十分に認識してほしいと思います。そして、スマホに支配されるのではなく、有効に使いこなせるようになってほしいと思います。

 ご多忙の折、講義の時間を割いてくださいました岡田先生に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。