News & Topics 鮫川校の活動

にっこり いじめ防止講話を開催しました

 5月2日(水)、いじめ防止講話が開催されました。

 この講話は、いじめの防止を目的に例年開催しているもので、今年も昨年に続いて上級教育カウンセラーの二瓶重和先生を講師にお招きして実施しました。

 昨年度は「たまごの気持ち」というロールプレイを講話の中心にすえ、悪口を言う立場、言われる立場それぞれの気持ちを体験するという活動を行っていただきました。今年度はいじめの未然防止の視点から、①防衛の壁の低下、②緊張感の低減、③自他理解の深化、④集団効力感の高まり等が促進される各種演習を展開していただきました。
 
 「街角ウォーク」という演習では、歩行者天国で①見ず知らずの人とすれ違う、②顔は知っているが話したことはない人とすれ違う、③ちょっとだけ知っている人とすれ違う、④ちょっとだけ知っている人に挨拶をしたのに無視される、⑤とても気の合う友だちと偶然出会う、という場面を体験し、それぞれの場面においてどのような気持ちになるかを体験しました。生徒からは「同じように無視された場合でも、単なる知り合いに無視された場合と、親しい間柄の人に無視された場合とでは感じ方が違う」などの感想が寄せられました。

 

  二瓶先生からの説明

   じゃんけんとハイタッチ 

  交差点でのすれ違い

 

 続いて行われた「パイプライン」という演習では、ラップの芯を縦に半円状に切った「パイプ」を1人一本持ち、それをクラス全員でつなぎ、その上を転がるピンポン球の早さを競う、という活動を行いました。より早く、より安全にピンポン球を次の人に渡すためには、どうしてもクラスメイトとの相談や協力が必要となります。そのため生徒からは「互い違いに並んだらいいよ」「早めに準備しておいて」など、建設的な提案があちらこちらから出されていました。

 

  交差点実習後の振り返り

  生徒の感想発表

  パイプライン

 

 講話の最後に二瓶先生は、お互いの違いを尊重しあうことの大切さを語ってくださいました。鮫川校の中にもさまざまな個性を持った生徒たちがいます。社会全体でもさまざまな人々がいます。それぞれの違いに気付き、その違いを尊重していくことがいじめの防止につながる、ということを二瓶先生は強調していらっしゃいました。生徒の皆さんには今回の体験を今後の生活の指針としてほしいと思います。

 お忙しい中、鮫川校の生徒のためにお力添えくださいました二瓶重和先生に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。