News & Topics 鮫川校の活動

News&Topics 鮫川校の活動

晴れ この人数でずっとやれたら・・・

 

 

  青空の下、軟式野球部員が汗を流しています。

  白球を追っているのは、部員と「助っ人部員」と監督と顧問の12名。

  これだけの人数で練習ができるのは、本当に久しぶりです。

  明日は春季軟式野球県大会。 

  対戦相手は強豪ですが

  うちの生徒たちも、何かすごいことをやってくれそうな

  そんな予感がする、午後のひとときでした。

  がんばれ、鮫校ナイン! 

グループ いじめ防止に向けた校内研修を実施しました。

 第一学期中間考査の中日である5月24日(木)の午後、県教育センター教育相談チームの遠藤潤指導主事を講師に迎え、いじめの未然防止と人間関係作りに関する校内研修を実施しました。

 冒頭、遠藤指導主事からは、時代の移り変わりに伴う生徒や保護者、社会の変化と教員に求められる対応について話がありました。特に、一世帯あたりの人数が減少している現代においては、子どもが家庭内で学ぶ(体験する)ことのできる対人関係のパターンも少なくなっている、という話は、大変興味深いものでした。

  

 

 「どのようなケースがいじめに該当するのか」を考える時間では、遠藤指導主事が用意してくださった複数の事例について、参加者が各自の考えを述べ合いました。事例の中には、「このようなこともいじめになってしまうのか」という声が漏れるようなものもあり、社会通念状のいじめと法律上のいじめの違いに戸惑う参加者の姿が多く見られました。 

  

 

 研修の後半では、「いじめを防止するための関係性作り」に関する演習が行われました。参加者は他者との関わり方の基本やソーシャルスキルを高めるための取組例について、体験を通して学びました。

 

 その1 【3通りの反応】 友達から声をかけられて・・・

   ①無視
  ②首だけ横を向いて          
  ③体ごと相手に向けて

 

  その2 【どうぞ・ありがとう】 プリントを友達に渡すとき・・・

  ①(顔も見ないで片手で)ほらよ     
   ②(仕返しだ!)ほらよ          
   ③険悪~ 
   ④(にっこり両手で)はい、どうぞ
  ⑤(こちらからも)はい、どうぞ
  ⑥いい気持ちだね
 
   その3 【コロコロトーク】 止まったマスの指示に従います。
  「いじめ防止講話」の講師、二瓶重和先生作成のシート 
  「1、2、3・・・ここだよ、ここ」
  「『今までに行った一番遠い所』は・・・、スペインです」(自己開示と賞賛体験)

  

  講師からのまとめの言葉 「いじめ防止の基本は、『よい人間関係』です」

  

 鮫川校には、過去に同級生等から嫌なことをされたり言われたりして傷ついた経験のある生徒が複数在籍しています。それらの生徒が、この鮫川校で新しい人間関係を形成することができるよう、また、全校生が他者の存在を尊重し、適切な関わり方(関わる技能)で他者とコミュニケーションを取ることができるよう、今後も継続的に指導・支援していきたいと思います。そしてそのためにも、鮫川校の教職員はこれからも学び続ける集団でありたいと思っています。

にっこり 第一学年、野菜作り開始です

 5月16日(水)、1年生は「総合的な学習の時間」の一環である野菜作りを開始しました。
 生徒たちは今後一年をかけて、鮫川村で栽培可能な野菜作りに取り組んでいきます。

 昨年までは、大豆栽培でお借りしている畑の一部で数種類の野菜を育てていましたが、日々の管理のしやすさを考慮して、今年は校舎のすぐ南側、教室からも見下ろせる場所に木枠で囲った「花壇」ならぬ「菜壇」を作り、そこにトマト、ズッキーニ、ナス、キュウリ、ミニキャロットの苗を植えました。事前の話し合いの中で、「(収穫できたら)カレーにできたらいいね」という話になったため、今年はカレーに合う夏野菜を多くそろえる形となりました。

 

  木枠の中に土を入れていきます。      

  鮫川村の肥料「ゆうきくん」や苦土石灰を入れ、栽培に適した土をつくっていきます。

  ポリマルチを土に張って、雑草の発生と泥の跳ね返りを防ぎます。

  小さい作物はバケツなどに入れて育てます。

  フィルムに穴をあけ、ナスの苗を植えました。

 

 5月の太陽を浴びて、作物は早速育ち始めています。これらの野菜の成長については、再来週以降開始予定の大豆栽培と合わせて、小欄でも折に触れて紹介していきたいと思います。

理科・実験 炎色反応実験

 5月17日(木)、化学基礎を履修している2年生が炎色反応実験に臨みました。

  担当教員の説明を受けた生徒たちは、端で見ている方がドキドキするような手つきでマッチをすりながらそれぞれの元素を含んだ物質に火をつけ、各元素が異なった色の炎を発することを確認しました。中でも銅の化合物から鮮やかな青緑色が立ち上がった際には、多くの生徒から「きれいだ~」というため息にも似た声が漏れ出ました。

 担当教員からの「これらの反応は何に利用されている?」との発問に対し、生徒はしばらく考えた後に「あ、花火だ!」と元気のいい声をあげていました。学習内容と日常生活との関連に気付いた生徒たちは、授業内容についてさらに理解を深めたようでした。

 この夏、各地の花火大会を見た生徒が、その色を発している元素にまで思いを馳せてくれれば、この実験をした甲斐があったなと密かな期待をしている担当教員でした。