News & Topics 鮫川校の活動

News&Topics 鮫川校の活動

第2回学校保健委員会が開催されました

 1月17日(木)、今年度2回目となる学校保健委員会が開催されました。学校内科医、学校歯科医、学校薬剤師、PTA役員、生徒保健委員、各学年のHR長、教員の総勢16名が出席する中、委員会では身体測定の結果や保健室の利用状況、生徒に実施した生活習慣に関するアンケート、環境衛生検査の結果などをもとに、生徒の健康や学習環境の課題と解決策について話し合いが行われました。

 委員会の後半では、生徒保健委員による「ストレス」に関する発表が行われました。保健委員の生徒たちは、この日のために夏休み明けから全校生徒にアンケートを実施したり、スクールカウンセラーにインタビューしたりするなどの活動を行ってきました。生徒達はこれまでの活動の集大成として、緊張しながらも立派に発表することができました。

 ご多忙の中、参加いただきました皆様に、この場をお借りして御礼を申し上げます。

 

 

晴れ 新春の鮫川校

 快晴です。

 日陰にほんの少し雪が残っていますが、気持ちのいい青空です。

 グラウンドの芝の上に寝ころびたくなります。

 学校が始まる1月中旬には、このグラウンドも雪で覆われてしまうのでしょうか。

 雪景色もきれいな山峡(やまかい)の鮫川校ですが、

 このままの越冬も悪くないような気がしています。

 だって、水道の凍結も、生徒の登下校時の怪我も心配しなくていいのですから。

 

 

にっこり 薬物の危険性について学びました

 12月12日(水)、栃木DARCより講師をお招きし、「薬物乱用防止教室」を実施しました。

 栃木DARCでアウトリーチ部長を務めていらっしゃる講師の方は、ご自身の経験をふまえ、さまざまな情報を提供してくださるとともに、薬物に手を染めないためのアドバイスをしてくださいました。生徒たちは講師の、

  ・薬物を使用すると、最後は自分をコントロールできなくなってしまう
  ・身近な人から薬物の使用を勧められるケースが多く、その時に断れるかどうかが肝心である
  ・薬物依存者は、快楽のために薬物を使い続けているのではなく、現実逃避薬として使っている

といったお話に皆聴き入っていました。以下は生徒の感想です。

  「薬に頼らず生きていきたいと思った」
  「友達がもし(薬物の使用を)勧められていたら、助けてあげたいと思いました」
  「自分は(薬物を)やってしまわないかと心配になってきた。しかし、絶対にやらない」

 これらの感想から、多くの生徒が薬物の恐ろしさを感じ取っていることが読み取れました。生徒たちには今日聴いた内容を忘れずに、薬物を使用しないのはもちろんのこと、薬物をめぐる危険に巻き込まれた際には、周りに助けを求めることができるようになってほしいと強く感じました。

 お忙しい中、講師を派遣してくださいました栃木DARCの皆様、貴重なお話をしてくださいました講師の方に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。 

 

    

 

にっこり 「情報モラル講話」を行いました

 12月5日(水)、鮫川校では、スマホやオンラインゲーム等との付きあい方や、それらの持つ危険性について学ぶ「情報モラル講話」を実施しました。

 講師をお務めいただいた福島県教育センターの目黒朋子先生は、生徒たちがスマホやオンラインゲームなどとうまく付き合うことができるよう、様々な事例を示したり、生徒たちに問いかけたりしながらお話しを進めてくださいました。その中でも特に、

 ・ネットで生じたトラブルはネットでは解決できない
 ・スマホやゲームは利用するものであって、利用されるものではない
 ・相手に自分の意思が思ったままに伝わるとは限らない

といったお話は、多くの生徒の胸に強く残ったようでした。 

 

    

 目黒先生のお話を聴いた生徒からは

  「スマホにいつ依存してしまうかわからないので、自分の中でルールを決めて関わっていきたい」
  「寝るときにはスマホをいじらず、必要があるときだけ使おうと思います」

といった感想が数多く寄せられました。

 スマホは便利で身近な道具であるだけに、スマホをトラブルの元にしてしまうのではなく、便利な道具として使いこなすことができるよう、使い手である生徒自身が意識を高めてくれることを祈って止みません。

 ご多忙の中、貴重なお話をいただきました目黒先生に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

にっこり 秋の離任式

 11月30日(金)、鮫川校では季節はずれの離任式が執り行われました。
 
 この4月より労務員として勤務いただいた方が任期満了に伴いご退職されることとなったため、ご挨拶を頂くとともに、生徒会よりお礼の色紙と花束をお送りしました。

 鮫川校の労務員は、施設の管理や電話対応、文書等の収受のみならず、定期券の購入からお弁当の注文、傘の貸し出しや体調不良時の生徒のケアまで対応いただく、まさに縁の下の力持ちのような存在です。忙しい日々の中、今回退職される労務員さんには、いつも笑顔で接していただくとともに、細かなところまで気を遣っていただきました。生徒にとってはもちろん、我々教員や保護者の方々にとっても大きな支えでした。

 今後は鮫川校の職員ではなくなりますが、これからも鮫川校の活動を見守っていただければと思います。短い期間ではありましたが、本当にありがとうございました。 

  

  

にっこり 恒例のマラソン大会を開催しました

 11月22日(金)、鮫川校では秋の恒例行事である校内マラソン大会が開催されました。
 鮫川校のマラソン大会は、男子が8㎞、女子が4㎞の距離で行われます。出発前、走ることに自信がある生徒は「入賞狙います!」と息巻き、運動が苦手な生徒は「先生もうだめです…」とため息をついていました。  

  

 出発。意気揚々と走り出していきます。

 

 女子は昨年、一昨年の覇者である3年生が、他の追随を許さない走りで、見事3連覇の偉業を成し遂げました。男子は1、2フィニッシュを狙っていた2年生2名が、有言実行で目標を達成しました。 先にゴールした生徒の中には、これから学校に戻ってくる生徒のことを大声で応援したり、再びコースに戻って、学校への上り坂を並走したりする者もいました。

   

 ゴール。最後は毎日登校している坂を一気に駆け上がります。

 

  閉会式では入賞者(男女各10位以内)にメダルや賞状、景品が授与されました。当然ながら、彼らの表情は、いつになく誇らしげでした。  

  

 

 行事の開催にあたり、棚倉警察署の方々、生徒の安全にご協力いただきました地域の皆様やドライバーの皆様方に大変お世話になりました。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

にっこり 森林や林業のことについて学びました

 11月21日(水)、この日は第一学年の生徒にとって、森林や林業について集中的に学ぶ一日となりました。

 午前中は「福島県の林業再生に向けた出前講座」と題して、県南農林事務所の皆様のご協力のもと、専門家の皆様方から県内の森林の状況について教えていただきました。

 この事業は、「避難指示解除区域等の林業再生に向けた普及啓発事業」の一環として林野庁が行っているもので、今回は福島県の山林における土壌の放射性物質の性質や研究の最前線について、国立研究開発法人森林研究・整備機構の篠宮佳樹様から教えていただくとともに、地域おこし協力隊員として伊達市で林業を通じた地域づくりを実践されている玉出孝行様から「山を守る」ことの大切さについて教えていただきました。

 お二方からのお話の後には、玉出様によるチェーンソーを用いた「カービング」の実演がありました。ものの5分で大人の胴体ほどの丸太から立派なイスが削り出されていく姿に、生徒たちは「すごい!」「削りくずがたくさん!」「木のにおいがする!」などさまざまな声を漏らしていました。
 
 森林に関する研究や地域づくりなどにひたむきに取り組む講師の皆様方の姿に、多くの生徒が感動を覚えたようです。普段何気なく眺めている山林や緑の山々について、さまざまな見方や考え方があること、さまざまな立場の方々が関わっていることについて、今日は改めて考えることができました。 

     

 (左から。一枚目、篠宮様が放射線の測定を実演してくださいました。二、三枚目、玉出様によるカービングの実演。四枚目、県南農林事務所や林野庁の方も加わった質疑応答。活発なやりとりが行われました。)

 

 午後には学校から近隣の里山に場所を移し、「森林学習」と題して「大豆の先生」こと地元の農業、鈴木寛重様から、森と人とのかかわりについて教えていただきました。鈴木様からは、森は適度に人の手が入ることでより良い状態になっていくこと、山の木々が雨水をため込むことで洪水や土砂崩れを防ぐことができていること等について教えていただきました。里山を散策しながら、生徒たちは「ドングリ見つけました!」、「これはケヤキとスギの葉、どっちですか?」などと鈴木様に報告したり、質問したりしていました。  

    

 (左から。一、二枚目、鈴木様の説明を受けています。三枚目、ドングリ捜索中。四枚目、鮫川村中心部を眺める生徒。)

 本日はさまざまな角度から、森林等環境保全の大切さ、人とのかかわりの大切さについて学ぶことができました。お世話になった皆様方に、改めて御礼申し上げます。

認知症サポーター養成講座を開催しました

 11月21日(水)の5・6校時、鮫川村地域包括支援センターから認知症キャラバン・メイトの方々4名を講師に迎え、3年生を対象とした「認知症サポーター養成講座」を開催しました。

  講座の前半では、認知症とはどういう病気なのか、認知症を患っている方にはどのように接するとよいのかなどについて勉強するとともに、76歳の認知症キャラバン・メイトの方から、高齢になったことで大変になってきたことについて改めて教えていただきました。

 その後、自分が4日前に何をしていたのか、夕飯は何だったのかを思い出す認知症防止のための記憶想起トレーニングも体験しました。なかには「夕飯を誰と食べたかは覚えているけど、何を食べたかは思い出せない」という生徒もいました。

 後半では、視界が悪くなるゴーグルや重りの入ったベストなどを身に着けて、高齢者の方の動きにくさ、物の見えにくさなどを疑似体験しました。

 講座に参加した生徒からは、「認知症に対する意識が変わりました」「介護職に就くので今日の話を思い出しながら頑張ろうと思います」などの声が寄せられました。

 講座修了後には、参加したすべての生徒に、認知症サポーターの証であるオレンジリングが配られました。 

 お忙しい中、講話をいただきました認知症キャラバン・メイトの講師の方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。 

 

にっこり 仕事、お金、そして将来のことについて学習しました

  11月14日(水)、ハローワーク白河の学卒ジョブサポーター、大越浩文様を講師に迎え、1・2年生を対象とした「キャリア探索プログラム」が実施されました。大越様は生徒たちにたくさんの問いを投げかけながら、また、生徒たちとの言葉のキャッチボールを大切にしながら、生徒たちの進路に対する関心を喚起してくださいました。

 やりとりの一例
 「仕事をする上で大事なことの一つは、コミュニケーションです。そのためには、相手に対してちゃんと反応することが大切ですよ。分かりますか」
 「はい」
 「1年生、まだ声が出てないなあ。もう一度やってみよう。分かりますか」
 「はいっ!」

 大越様は、仕事を進める上でコミュニケーションが欠かせないこと、そのためには返事をする、うなずく、あいづちを打つなどの反応が大切であること等について、体験を交えながら教えてくださいました。お話しの後半では、正社員とフリーターとでは生涯賃金に大きな差が生じること、一度離職すると、再就職が困難な場合があることなどについても説明してくださいました。

 また、適切な進路探しができるようになることを目的に、「これまでの自分を振り返る」という課題にも取り組みました。「小学生のころ、何になりたかったんだっけ?」といった大越様の問いかけに応えることを通して、生徒たちは過去の自分から未来の自分を探っていました。  

    

 

 この時期の2年生にとって、進路選択はもう他人事ではありません。1年生にとっても、決して遠い未来の話ではありません。今回学んだことを糧に、それぞれが自らの進路を切り拓いていってほしいと思います。 

 ご多忙の中ご講演いただきました大越様に、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

晴れ 晩秋の鮫川校

 「小春日和を画で表すと、こんな感じ」

という晩秋の一日です。

 陽の光がまぶしすぎて、ほとんどの教室ではカーテンが引かれています。

 あったかすぎて、ひなたぼっこする輩も・・・。

 今朝までは、雪のように枯れ葉が舞っていたのですが、

 シャッターチャンスを逃してしまいました。

 もう間もなく、鮫川校は冬支度です。